妊娠検査薬を使った日のこと。
今日は私が人生で初めて妊娠検査薬を使った日のことについてお話させてください。
日記感覚なので、大して需要はないかもしれませんが...
4月末、生理予定日当日。
軽めの腹痛や胸の張りはあるのに、なぜか生理がこない。
相変わらず熱っぽい感じも続いてるし、いつもとちょっと違うかも。とは思っていました。
でもまさか、自分が妊娠しているなんて、この時は思ってもみませんでした。
生理予定日から数日が過ぎてもまだ生理はこなくて、腹痛があるからナプキンをつけてスタンバイしていてもおりものすら付かない。
この頃はまだ環境が変わってすぐだし、もう少し待てば来るだろう、と思っていました。
ですが、さすがに1週間遅れたら絶対に検査薬を使おうと決めていました。
そして生理予定日から1週間経った5月上旬。ちょうどGWの時期だったので、実家に帰省していました。
お昼頃に家族は買い物に行き、私は一人で自宅近くのショッピングモールへ。そこの薬局で、人生で初めて妊娠検査薬を購入しました。そしてそのままお手洗いに直行。検査薬を開封してすぐに使用しました。
すると1秒後にはくっきりと陽性反応が。
嬉しい気持ちもありましたが、何よりも驚きが大きすぎて涙が出てきました。
友人に連絡しようかとも思いましたがやっぱりできず、彼に電話をかけても出ず。ひとりで陽性反応を示す検査薬をビニール袋に詰めて、すぐにショッピングモールを出ました。
自宅までの帰り道、彼から電話が。
泣きながら「赤ちゃんができた」とだけ伝えました。電話越しに彼のため息と「そっか」という言葉が聞こえました。
『どうしようね、産む?産まない?』
決めなきゃいけないことはわかっていました。
私は彼のことが心から大好きだったし、これから先もずっと一緒にいたいな。と思っていました。
なのでこの妊娠は驚いたけど嬉しかったし、私は産みたい。とこの時は勝手ながら考えていました。
彼以外に話せる人もいない上、お互いの両親にも話さないでおくということにしたので、二人で決めなければいけない。誰か話せる人がいればきっともっと楽だったとは思います。無料電話相談なども見つけましたが、怖くて掛けられず。
本当に苦しくて、辛かったです。
この後彼は、産む、中絶、どちらを選択しても私と一緒にいたいから、きちんと話し合って決めようと言ってくれました。彼もびっくりしたと思います。逃げ出そうと思えば音信不通にするなどいくらでも方法はあったと思います。
それでもわたしの彼はちゃんと、責任を取るからと言って向き合ってくれました。俺が支えると伝えてくれました。
近年、男性が妊娠を告げたら逃げたというような話も聞く機会が多かったように思います。でもそんな人ばかりじゃないんだ。よかったと私は心から思えました。
この日が、私の人生で初めて検査薬を使った日です。驚きなのか、戸惑いなのか、わけのわからない感情でずっと泣いていたことを覚えています。
これからの後、どうなったのかはまた後日ブログにまとめたいと思います。
先日のブログにも書きましたが、この妊娠は本当に無責任で成人してるのに、情け無いなと思います。
でも妊娠という奇跡が自分の身に起きた事は本当に嬉しくて、妊娠中はつわりも辛かったけど、幸せでした。(こんな言葉、使う資格もないかもしれませんが)
もしかしたらこのブログを読んで下さっている方の周りにも、中絶を選んだ人、望まない妊娠をしたけど、産む選択をして若くでママ、パパになった人。色々な方がいらっしゃると思います。
一概にそうだとは言えませんが、妊娠した事実に対しては嬉しいと感じた。でも色々な事情があって産めない、だから中絶すると選択した方が多いと私はこの活動を通して知り合った方々の話を聞いていて思います。
この選択は非難されることなのかもしれません。産んで育てることが偉いとされているのかもしれません。だけど、それが全てではなくて、たくさん悩んで考えてその結果、つらい中絶を選んだんだ。ということはわかってほしいと感じました。
これは中絶経験者の、私の、ワガママなのかもしれませんが。
私は今日のブログを通して、「妊娠したら中絶しちゃえばいいや」と思って妊娠したわけではなかったこと。そして少しでも中絶や望まない妊娠に対しての偏見がなくなってほしいと思っています。その選択の背景には本当に色々な悩みや気持ちがあることを少しでいいので、理解してほしいです。
これは中絶を肯定したいわけではありません。
ただ頭ごなしに批判するのではなく、ほんの少しだけ、知っていてもらえたらいいなと思います。
長い上に読みづらくて本当に申し訳ありません。
ここまで読んでくださりありがとうございました。